プロフィール・活動

丸尾 聡

MARUO SATOSHI


1964年生まれ。

長野県長野市出身、神奈川県川崎市在住。

玉川大学文学部芸術学科演劇専攻卒業。

“世の中と演劇するオフィスプロジェクトM”代表 / 劇作家、演出家、俳優、シナリオライター。

日本劇作家協会会員 /‘02〜‘05年、同協会理事 / 同協会企画事業部、教育部委員 日本劇作家大会‘96盛岡大会副委員長 / 日本劇作家大会‘99北海道大会 運営委員会副委員長。

日本演出者協会会員。


劇作家・シナリオライター


大学在学中に“劇団プロジェクトM”を旗揚げ。以降、作・演出として多数の戯曲を執筆。他団体向けの書き下ろしも行う。

また、ラジオドラマのシナリオライターとしてNHK-FMシアター・青春アドベンチャーにてラジオドラマシナリオを執筆。

代表作に戯曲『離宮のタルト』『死刑執行人』『飯綱おろし』(以上テアトロ掲載)。ラジオドラマ脚本『残置物処理班』でABUアジア太平洋放送連合ラジオドラマ部門最優秀賞。脚色に『精霊の守り人』シリーズ、『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』シリーズなど。

俳優


劇団プロジェクトMでの出演の他、他団体の公演に出演しています。


略歴

1986 大学在学中に“劇団プロジェクトM”旗揚げ。以降、作/演出家、俳優、座長として年間2〜3本のペースでの公演活動を開始。
1995 阪神大震災時、“劇作家有志による”関西演劇人支援チャリティーステージ”参加。
1997 NHK-FMにてラジオドラマのシナリオライターとしてデビュー。以降、年1〜2本のオーデ ィオドラマを執筆。
2003〜 “非戦を選ぶ演劇人の会”会員(呼びかけ人・発起人)。
2003〜 日本劇作家協会主催“戯曲セミナー”講師。
2005〜 俳優と劇作家のためのベーシックワークショップ『声のれっすん』主宰。
2007/8 横浜フリンジフェスティバル実行委員。
2008 舞台とラジオドラマとのコラボ企画「残置物処理班」で、ABU(アジア太平洋放送連合)ラジオドラマ部門最優秀賞(NHK製作・脚本担当)。

受賞歴

1987 ジェルスサーキット特別賞『M版真夏の夜の夢』作・演出・出演
1995 第一回日本劇作家協会新人戯曲賞優秀賞『INAMURA走れ!』
2004 第二回仙台劇のまち戯曲賞佳作『飯縄おろし』
2008 ABU(アジア太平洋放送連合)ラジオドラマ部門最優秀賞『残置物処理班』脚本担当

著作

  • 丸尾聡戯曲集1『終着駅の向こうには…』(カモミール社)
  • 『INAMURA走れ!』収録『優秀新人戯曲集1996劇作家協会編』(ブロンズ新社)
  • 『踏破されぬ「巨大な山脈」』収録『ベストエッセイ2021』日本文藝家協会編(光村図書出版)

プロジェクトM

1986年、作・演出の丸尾聡を代表として旗揚げ。

社会との密接な関わりの中で創造した演劇と、虚構である演劇を通して俯瞰した社会との、相互作用による前進を願っての劇団名。略称は“プロジェクトM”。

 

あくまでひとりひとりの人間を描くことによって、個人の中に否応なしに入り込む社会状況や歴史を浮かび上がらせる、情と深みのある芝居が特徴だ。日常の些細な出来事や感情の揺れを丹念に拾った会話を、緊張感の高い演出で演劇の次元に乗せ、高密度の虚構を作り出す。切ないが優しさに満ちたその虚構は、自信を持てずにいる登場人物たちを、丸ごと許してすくいあげる。

 

“プロジェクトM”は、年2~3回の公演活動を行なうのみならず、「非戦を選ぶ演劇人の会」、「阪神大震災チャリティーステージ」などの事務局としても活動。“演劇”を単に劇場にとどまらない拡がりを持つものと位置づけて、身近な芸術文化として定着させるために、様々な機会でアプローチしている。最近では、地域で活動を模索、2011年には川崎市民劇に参加・協力する。また、05年よりワークショップ“声のれっすん”を、週1回のペースで開講。

 

代表の丸尾聡は「日本劇作家協会戯曲セミナー」の講師を毎年務めるほか、「演劇創造プロジェクト神奈川」の設立にも参加し、理事として活動。2007年には同団体主催の「第1回横浜フリンジフェスティバル」で副実行委員長を務め、各種芸術団体に発表の場を提供すると同時に、東京以外の地域からの新しい演劇の発信にも尽力している。

“プロジェクトM”の公演については公演アーカイブをご覧ください。

メディア・マスコミなど

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